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2011'06.15.Wed

教官×エリザベスたんで6161613!!!

すみません;時の流れに置いてかれて自分時間で1人613祭。おおお;614(ロイフォー→むりやりロイホ)で夜のロイホでハァハァした思い出(笑)やその他いろいろはまた改めて夜にでも!615(ロイGO)もやりたいんだが。とりあえず613SSだけ先に。
佐藤さんとこの教エリにうっかり萌えまくって妄想が止まらん!6161613!!言ってたら「SS付けてみない?」とそそのかされまして(笑)勢いで書いてしまいました。すみません;;因に覗き見位置はベストポジションでキープだ!(笑)
そんなわけでネタ元はもう完全にこちら

絵のイメージを壊してしまうおそれがありますのでご注意下さい;いろんな妄想があると思うんですよ!下のSSより私も断然そっちが萌えます!とハァハァするような妄想がたくさんあると思うんですよ。なのであくまで数あるうちの一つということで。これはこれでいいんじゃね?と許せる寛容なお方のみ以下からどうぞ。

[:hide:]

「こういう時には帽子は脱いで。マナー違反よ」
女の手がキッチリ隙のない男の格好から軍帽を奪い取る。
そうして濃密な逢瀬の時間が始まった。

 唇と唇が触れあう直前、その吐息と吐息が絡みあう距離でどちらからともなく静止する一瞬。
漆黒の視線と鳶色の視線が微かに扉の方へと流される。
けれど次の瞬間にはまるで何事もなかったかのように彼の手によって更に引き寄せられた腰、彼女の手によって近付けられた顔、互いに奪い合うように唇が重なった。
「ん…っ」
最初から貪るかのような深い口付けを交わしながら、それでもまだ足りないと開かれたままの瞳が互いを映して熱く絡み合う。
決して逸らされない漆黒は彼女の何もかもを見透かしてしまいそうで、心を裸にされたような気分にさせられる。
そっとその眼差しを彼女の片手が覆い隠す。
「そんなに見ないで。…恥ずかしいわ」
「悪いが、目隠しはされるよりさせる方が好きでね」
そう言いながら己の視界を封じている手首を掴むと彼女の少しむくれている可愛い顔を見ようと、その手を外し唇に持っていく。
掌にチュッと口付けて、そのまま細く白い指を舐るように舌を這わせた。
「ーっつ」
「感じる?」
視線の先には意地の悪い笑みを浮かべた男。こういう時、言葉で反撃しても分が悪いと知っている女は、その手で彼の顎をとると主導を奪い返そうと今度は自分から唇を触れあわせる。
唇と唇が触れるだけのキスから当然のように口が開かれる瞬間を狙って彼女は彼の下唇に歯を立て甘く噛みついた。
「ッ」
僅かとはいえ男の不意をつくことに成功し、そのまま焦らすように薄い唇のラインにそって濡れた舌を滑らせていく。
気をよくした鳶色とやってくれるなと焔をつけられた漆黒は絡み合ったままで。
そうして魅惑の唇が確かに触れてはいるのに、それ以上この甘さを堪能できない状況に焦れた彼は、強引に舌を絡めとると、お返しとばかりに彼女の口腔内を蹂躙する。
「ん…んっ」
舌と舌が、吐息と吐息が、熱と熱が絡み合って溢れて、唇を濡らし零れていく。
今度は互いに貪る激しさで全てを味わいつくそうと瞳も閉じられて。
酸素を求める限界まで奪い合って、やっと離れても銀糸が名残おしげに繋がり熱に染まった吐息に切れた。
「はぁ…っ」
彼女の唇から零れた唾液を舐めあげながら赤い蜥蜴のような舌は輪郭を、発火布に覆われた手は腰から下へと柔らかい身体のラインを、執拗なまでに這ってなぞりだす。
ビクッと反応する身体にスリットの奥へと手を忍ばせようとした時、それより早く細く白い腕が動き、次の瞬間には彼の顎下を捕えているのは銃を象った彼女の美しくも危険な指で。
「…相変わらずだな。君こそマナー違反だ」
指とはいえ己の急所をその照準で捕えらることができるのは、この女だけだと楽しげな色すら浮かべる男に女もクスクスといたずら好きの笑みを零す。
「ふふ。本物の方がいいかしら?性急すぎる男は嫌われるわよ?ロイさん」
「我慢できないのはどちらかな。本当は今すぐ欲しいんじゃないか?」
いっそ邪悪なまでに甘く低く囁やかれるテノール。
「私は平気だわ。むしろ貴方がお預け状態の時の顔、好きよ」
今し方の小悪魔っぽい笑みから一転、女の色香を漂わせながらクスリと妖艶な笑みを浮かべる。
「負けず嫌いめ」
「どっちが」
「君のそういうとこがとても可愛いと思うがね。ご希望どおりじっくりたっぷり可愛がってあげたいんだが、さて、どうする?」
指で作られた銃を男の大きな掌が包み込み、無骨な指を絡ませながら女の耳たぶに噛み付いた。
鼓膜に直接、声と吐息が支配するかのように注ぎこまれ、熱い舌が侵入してくる。
「あ…っ。待って。ここでは…駄目よ」
二つの視線が再び扉の隙間の方に流れる。
「ああ、そうだったか。だが、そう言いながら君は見られる方が感じるんじゃないのかね。いや、それとも見せつけたいのかな?」
「バカ言わないで。こういうの好きなのは貴方の方じゃない。最初から気付いてたくせに」
「君こそ。だがサービスはここまでだ。勿体なくてこれ以上は見せられるか」
闇色の眼差しで射ぬけるほどの眼光を扉の方へ放つと、クツリと口元を歪めて笑う。
「不粋な邪魔者には消えてもらうが、安心したまえ。ここから先は手加減なしだ。ギャラリーの視線があろうがなかろうが、そんなもの気にする余裕は微塵もなくなる。私だけ見てろ、エリザベス」
「貴方こそ覚悟はいいかしら?ロイさん」

Fin.

★あとがき
覗き見構図なので、ここはやっぱりね(笑)焦らし見せつけ寸止めプレイで互いにドS!!ギャラリーにもドS!!ってことで。
因みに一番最初の台詞は佐藤さんから借用しました。そんで目隠しエリザベスたん「そんなに見ないで〜」と下唇カプリと指で形作られた銃と寸止めは佐藤さんからの指令だったりします。なんて萌えなリクなんだ!コンチクショウ!ハァハァハァ。ここはやっぱり艶っぽい雰囲気が大事!と思うんですが、致命的に文章に色気が足りてない気がする;;力量不足でどうにもこうにも;ごめんなさいorzorz 


SSは知っていて見せつける方向で書きましたが、軍帽や軍旗で顔の部分を隠して濃厚なキスでもよいと思います。萌えると思います。声とか吐息とかだけが聞こえてきたり、軍帽をぎゅっと握った指が震えてたり。ハァハァハァ。6161613!!
そんでさ、ドS夫婦は互いに対してのみMな部分もあったりするといいよ!
基本は夫婦間でもSが発動されて支配したい欲求にバトルっぽい濃厚ないちゃいちゃになるんだけど、唯一互いに対してだけは屈してもいい感じで。6161613!!

てか、すみません;あの萌え絵のイメージぶちこわしてたら本当にすみません;今すぐこのSSのことは忘れて下さい。あなたは何も見なかった!!
ロイアイtext(SS):  トラックバック:(-)  コメント:(0)
2011'05.24.Tue

甘い朝(ロイアイSS)

確か一昨年の冬コミのオマケペーパー用に書いたSSです。その時の新刊「触れる絆 見えない鎖」の萌え表紙を見ながら妄想した覚えが(笑)脳内ぎゅっ!祭の一つです。背中からのぎゅっ!萌え!!(や、ぎゅっならなんでも萌えますが616161)
短いですし、既に読んで下さった方もいらっしゃるかもしれませんが(ありがとうございます)よろしければ…。

[:hide:]

甘い朝

 「…ん」
ふと目が覚めた布団の中から視界に映る光彩はまだ薄暗く、起床時間には早いことを知らせていた。
ぼんやりと寝ぼけた頭で寝返りをうとうとして、けれど出来ない事実にリザは、この温もりの中にいるのが自分だけではないことを思い出す。
背中を覆う暖かさと少し窮屈な感じの正体は、自分を後ろから抱き締めるようにして眠っている存在の仕業。
どうやら自分はまた抱き枕代わりにされているようだ。
彼の癖らしいのだが、ぎゅっと抱きしめてられて眠るのは窮屈だし、自分は裸だし、寝心地がいいとは言えない。
けれどこの状態から抜け出そうと思えば可能なのに、今日もこの腕を振りほどけはしないのだ。
そうすれば彼を起こしてしまうからと、もっともらしい言い訳をして。
寝心地がいいとは言えないけれど、なんだか安心してしまう。
再びウトウトと眠りの世界に落ちていく間際、ああ‥温かいのは彼の体温なんだわ…とぼんやりと思った。
 
 腕の中には温かくて大事なもの。大切で大切で離すものかと、ぎゅっと抱き締める。それは無意識の時ほど正直で。
「ん;」
眠りの底から徐々に覚醒していく意識に重い瞼を開けてみれば、辺りは明るくなりだしていてロイはなんだか満たされた気持ちで目を覚ました。
すぐ目の前にある柔らかな金色の髪に、その気持ちの正体に納得がいって彼は口元を緩める。
まだ眠っている彼女を起こすのは忍びない。疲れさせているのは自分だし、今日は彼女は非番だ。ものすごく残念なことに自分は朝から通常勤務なのだが。このままこの温かな存在から離れたくない名残惜しい気持ちと闘いながらロイはそっと布団から起き上がった。

「大佐?」
「あ、すまん。起こしてしまったか」
彼が身支度を調えているとリザがベッドで身を起こしていた。
「いえ、こちらこそすみません。今、朝食を準備しますので」
「いや、今日はいい。せっかくの非番なんだ、君はまだ休んでいたまえ」
「そういうわけにはいきません」
「本当に真面目だな君は。無理をさせられた男には甘えておくもんだぞ?こういう時は」
「なっ…」
意地の悪い笑みを浮かべて言うロイにリザの顔がカッと染まる。
次の瞬間、そのまま彼女の手元にあった枕が彼の顔に気持ちのいい音をたてて直撃した。
「い、いきなり何するんだね、君は!」
「朝っぱらから馬鹿なことを言う口には何を言っても無駄だと思いまして」
そう言いながらリザはブランケットを素肌に纏うと着替えるためにベッドから足を下ろす。
「待ちたまえ」
「しつこいですよ、大佐」
「待ちたまえと言っている」
テノールが背後で低く響いたと思えば、次の瞬間にはリザは片手を後ろに引かれ、そのまま抱きしめられていた。
「ちょ、大佐?何をして…」
「朝食は作らなくていいから、その代わりもう暫くこのまま…頼む」
いつの間にか、引かれた手は腹部の辺りで彼の自分よりも大きい両手に包まれるように絡められていて背中にはまた彼の服越しの体温。
「起きても抱き枕の代わりが必要ですか?」
「なんだそれは…。だいたい代わりというなら逆だろ」
「逆?」
「あれはな、昔、君を抱き締めることが出来なかった時からの癖だ。無意識の願望までは制御できるものではないからな」
呟くような口調で、けれど鼓膜に直接注ぎ込むかのような言葉と更に強くなる抱擁にリザはもう何も言えなかった。


                                  fin

ロイアイtext(SS):  トラックバック:(-)  コメント:(0)
2010'06.01.Tue

61デー

うああ;本当は本誌感想(いつまでモタモタやってるのかorz)とアニメ感想(とんでもない萌えをありがとう!ぎゅううううううう)と一気にアップする予定でしたが、なんかもう最近、本当に感想を書くのが遅くてですね;orzorz
それは今日明日中になんとかするとして;とりあえず日付けが変わらないうちに61デーを今年こそは祝わせて!!
とはいうものの、すみません;新作ではないんですが;;(新作はどどんと611デーで!間に合うといいな…)
2005年に開催されたロイアイオンリーが6月12日だったのでTさんとロイツーデー(ロイ×2)企画(笑)ということでペーパー用に書いたものです。
朝起きたら何故かマスタングが二人になってました…というツッコミ禁止なお話。なんというか、好みがモロにでてる気がします…;ああ!そうさ!この頃から黒マスと白マスのギャップが大好きさ!!どっちもあってこそだと思うさ!!いっそVSな感じで葛藤すればいいと萌えるさ!!と開き直っても許される気がします…61デーだからね★(どうだろう;)
そんなお話でも許せるよというお方のみ以下からどうぞ。

[:hide:]
 
***********

 どのような状況も冷静に受け止め、分析、判断し、対策を考えることには慣れている。
しかし、今のこの馬鹿げた状況は何だ?悪夢なら早く覚めろと言いたい。
私は、らしくもなく苛立っている自分に嘲笑を浮かべた。
己の敵は己、とはよく言ったもの。
視界に映るのは、彼女に迫っている男の姿。しかも、それはただの男ではない。腹の底からの苛立ちを感じさせるその男は、自分と同じ姿をしているのだ。
「さて、どうしたものか…」
平静さを保とうと呟きながらも、足の向かう先は一つしかなかった。
何の因果か悪戯か…皮肉なまでに、鏡に映したようなその姿。
されど…彼女の傍にいるべきはお前じゃない。
「タチの悪い冗談だ…」
呟く声は、知らず乾いていた。


 「私じゃ駄目なのか?」
一体、どうしてこんな事になってしまったのだろう?夢にしたってタチが悪すぎる。
「なぁ、リザ?」
そう至近距離で言い募る男は、漆黒の髪に射ぬかれるような黒曜石の瞳。その容姿と気配はどこまでもあの人と同じで。ただ、同じ響きの声のその甘さと口にする呼称だけが違っていた。
「奴が良くて私が駄目だということはあるまい?なんせ腹立たしいほどに同じだからな」
確かにその尊大な態度も口調も寸分違わず同じだ。けれど…。
「いいえ、貴方は大佐じゃありません。大佐が二人なんて冗談じゃありません。私は過労死はごめんです」
「君らしくもないな。目の前の現実から逃げるのか?」
クツクツと笑うその様まで同じで、なんだか腹が立った。
「貴方に私の何が…」
その言葉は目の前の進撃なまでの視線に途切れた。執着を露にした眼光。知っている、あの人の焔のついた眼だ。それこそが唯一の明確な相違点。あの人のその視線は、私なんかに向けられるものじゃない。
やっぱり貴方は違います…そう口を開きかけた時、目の前の男と同じだけれど違う声が鼓膜を震わせた。
「何をしている?」
「大佐…」
「やれやれ邪魔者のおでましか」
口元を歪めた男と冷ややかな視線で圧する男は、こうして傍に立つとますますその酷似さが際立つ。
「私の部下に何か用かね?」
「部下ねぇ…用があるのはリザにだ。大佐殿?」
「本当に忌ま忌ましいものだな」
「こちらの台詞だな、それは」
同じ顔をして、同じ声で交わされる会話を見つめながら、ただ、その瞳に映す対象が違うのだと、まるで自分に強く言い聞かせるかのように、その時の私は思っていた…。


 何にここまで自分は苛立っているのか…。
本当はその答えなど、とっくの昔に知っている…。
「不機嫌ですね」
「当たり前だろう!いいわけあるか。私はこの世に一人に決まっている!」
「まぁ、それに関しては同感ですけれど」
「珍しいな。君がいやに素直だ」
「大佐が二人なんて耐えられる状況ではありませんから」
「どういう意味かね?それは」
「ご想像にお任せします」
カツカツと合わせて同じ空気を切り裂き進む軍靴の足音。やっと見たくもない顔を追い払い、私はいつもの空気に安堵の息をつく。
しかし、すぐに思い出してはならない事を思い出す自分が恨めしい。
「君…何を言われていた?」
「はい?」
「さっき、奴に何か言われてただろう?」
「…別にたいしたことではありません」
「隠すような事なのか?」
知らず声を荒げている自分が無様だ。
「どうしたんですか?別に大佐が気になさることではないだけですよ?」
「そうか…」
気にならないはずがない。
あれは、私の姿をして君の名を呼んだのだ。
私が気付かぬようにしてきた心奥、それを確かにあれが揺さぶった。
ーあれは、私ではないのだが、確かに私でもあったのだー

FIN.

***********
これをベースにした感じのマスタング二重人格ネタをいつか書きたいなとは思いつつ…
ロイアイtext(SS):  トラックバック:(-)  コメント:(0)
2010'02.14.Sun

ブラックチョコレート

相変わらずギリギリですが今日はバレンタインデーということで珍しくSS更新なぞしてみる。これ先月末に某Yさんのバレンタインイラストにおもいきり萌えて妄想が触発されてしまいうっかり手がすべったものです。(許可はいただきました。ありがたや!)
ブラックチョコレート萌え!!ストイックな雰囲気の中で甘くないのに濃厚なエロイアイ萌え!!(あ、話は微エロ風味ですけども;)そんな感じで宜しければ以下からどうぞ…。

[:hide:]
「どうぞ」
そう言って素っ気なく手渡されたのは、これまた飾り気も何もないシンプルを具現化したかのような板状のチョコレート…。
「中尉…これはなんだね」
「チョコレート以外の何かに見えますか?」
「私は別に茶菓子としてチョコが欲しいわけではないんだが」
手作りだとか可愛いラッピングだとかを彼女に期待してたわけじゃないがこれはバレンタインデーのチョコとしてあまりに素っ気なさすぎるのではないだろうか。
「いらないならもらっていただかなくても結構ですので」
「待て!いらないなんて言ってないだろうが。それは私のものだ」
「あの、本当に大佐はたくさんもらってらっしゃいますし無理なさらなくても…」
冗談じゃない。例え普通のチョコだろうがこれ以外に私にとって意味のあるものなんてあるか。奪い返される前に銀紙をビリッと口で破くと甘いはずの固形を口にした。
「苦い…」
「ブラックチョコレートですから、それ。甘いのがお好きでしたら他でどうぞ」
そう言う彼女の言葉もほろ苦い。このチョコのように…。舌の上で溶けていくブラックチョコレート。ふと、そこで男は楽しそうに口角をあげてクツクツと笑った。
「君がブラックチョコレートをね…。私は誘われてるのかな」
「なんでそうなるんですか」
「古来、チョコレートは、ある効能をもって使われていたそうなんだが、それは純度の高いブラックチョコじゃないと意味を成さなかったんだ」
「効能?」
そう聞くリザにロイは近づくと彼女の耳元で鼓膜に直接流し込むようにテノールを響かせる。
「媚薬だ」
そのままフッと熱い吐息をかけると彼女は一瞬ビクッと震え、キッと彼を睨み付ける。
「馬鹿言わないで下さい。そんなわけないじゃないですか!」
「試してみるか」
至近距離で絡んだ視線。黒曜石が熱に濡れた光で自分を捕らえている。
彼のペースに嵌ってしまったのだと気付いた時には1つのチョコレートが彼と彼女の唇を繋げていた。絡み合う黒と鳶色。視線を逸らすことなんて出来ない。あと少しで唇が触れる数センチの距離を隔てているのは恋の媚薬、ブラックチョコレート。それも少しずつ互いの熱に溶かされていくのだ。言葉を紡がない唇にはほろ苦い味が広がって、ただその時を待つ。
この短い時間ですら拷問のようだなと男は自嘲の笑みを浮かべるとそのままチョコレートごと彼女の唇に噛みついた。
「っ!ん…ッ」
チョコレートとともに熱い舌が口腔内を蹂躙する。混ざり合う唾液に距離を作っていた固形は溶け失せて柔らかな舌と舌が絡み合う。息苦しいのに止まらない。苦いはずのそれが甘く感じるのはブラックチョコレートの効果のせいなのかそれとも…。
「ん…ふ…ッ」
やっと解放されて息のあがった唇と唇を今度は銀糸が一瞬だけ繋いで、吐息に途切れて消えた。
溶けたチョコレートがついた無骨な親指が唇をツッーとなぞるとそれだけで熱をうむ身体が悔しい。それを見透かしているかのような男は口元に笑みを浮かべて彼女の熱に濡れた瞳を見つめながら言葉を紡いだ。
「君はこのチョコレートみたいだな」
「ですから、甘いお嬢さんがお好みでしたら…んっッ」
最後まで紡ぎ終える前に再び唇を奪われる。それが答えだとでも言うかのように。
「フェネチルアミンという脳の恋愛化学物質もエンドルフィンという幸福感をもたらす脳内物質もミルクチョコレート等の甘いチョコにはなく、苦いブラックチョコレートの方にあるんだよ」
そう言いながら彼は彼女の白い首筋を舐めあげる。
「大佐…やめ…」
「君が欲しい」
「やっ…」
「安心して素直になれ、リザ。媚薬効果あった…だろう?」
「ええ、そうですね…ブラックチョコレートのせいです」
「本当に君は可愛い」
そうクツリと笑うロイに貴方の方がずっとブラックチョコレートみたいじゃない…とリザは与えられる熱と刺激に思うのだった。
そうして互いに思いながら互いの熱に溶かされていく…。
fin.
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