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2010'06.01.Tue

61デー

うああ;本当は本誌感想(いつまでモタモタやってるのかorz)とアニメ感想(とんでもない萌えをありがとう!ぎゅううううううう)と一気にアップする予定でしたが、なんかもう最近、本当に感想を書くのが遅くてですね;orzorz
それは今日明日中になんとかするとして;とりあえず日付けが変わらないうちに61デーを今年こそは祝わせて!!
とはいうものの、すみません;新作ではないんですが;;(新作はどどんと611デーで!間に合うといいな…)
2005年に開催されたロイアイオンリーが6月12日だったのでTさんとロイツーデー(ロイ×2)企画(笑)ということでペーパー用に書いたものです。
朝起きたら何故かマスタングが二人になってました…というツッコミ禁止なお話。なんというか、好みがモロにでてる気がします…;ああ!そうさ!この頃から黒マスと白マスのギャップが大好きさ!!どっちもあってこそだと思うさ!!いっそVSな感じで葛藤すればいいと萌えるさ!!と開き直っても許される気がします…61デーだからね★(どうだろう;)
そんなお話でも許せるよというお方のみ以下からどうぞ。

[:hide:]
 
***********

 どのような状況も冷静に受け止め、分析、判断し、対策を考えることには慣れている。
しかし、今のこの馬鹿げた状況は何だ?悪夢なら早く覚めろと言いたい。
私は、らしくもなく苛立っている自分に嘲笑を浮かべた。
己の敵は己、とはよく言ったもの。
視界に映るのは、彼女に迫っている男の姿。しかも、それはただの男ではない。腹の底からの苛立ちを感じさせるその男は、自分と同じ姿をしているのだ。
「さて、どうしたものか…」
平静さを保とうと呟きながらも、足の向かう先は一つしかなかった。
何の因果か悪戯か…皮肉なまでに、鏡に映したようなその姿。
されど…彼女の傍にいるべきはお前じゃない。
「タチの悪い冗談だ…」
呟く声は、知らず乾いていた。


 「私じゃ駄目なのか?」
一体、どうしてこんな事になってしまったのだろう?夢にしたってタチが悪すぎる。
「なぁ、リザ?」
そう至近距離で言い募る男は、漆黒の髪に射ぬかれるような黒曜石の瞳。その容姿と気配はどこまでもあの人と同じで。ただ、同じ響きの声のその甘さと口にする呼称だけが違っていた。
「奴が良くて私が駄目だということはあるまい?なんせ腹立たしいほどに同じだからな」
確かにその尊大な態度も口調も寸分違わず同じだ。けれど…。
「いいえ、貴方は大佐じゃありません。大佐が二人なんて冗談じゃありません。私は過労死はごめんです」
「君らしくもないな。目の前の現実から逃げるのか?」
クツクツと笑うその様まで同じで、なんだか腹が立った。
「貴方に私の何が…」
その言葉は目の前の進撃なまでの視線に途切れた。執着を露にした眼光。知っている、あの人の焔のついた眼だ。それこそが唯一の明確な相違点。あの人のその視線は、私なんかに向けられるものじゃない。
やっぱり貴方は違います…そう口を開きかけた時、目の前の男と同じだけれど違う声が鼓膜を震わせた。
「何をしている?」
「大佐…」
「やれやれ邪魔者のおでましか」
口元を歪めた男と冷ややかな視線で圧する男は、こうして傍に立つとますますその酷似さが際立つ。
「私の部下に何か用かね?」
「部下ねぇ…用があるのはリザにだ。大佐殿?」
「本当に忌ま忌ましいものだな」
「こちらの台詞だな、それは」
同じ顔をして、同じ声で交わされる会話を見つめながら、ただ、その瞳に映す対象が違うのだと、まるで自分に強く言い聞かせるかのように、その時の私は思っていた…。


 何にここまで自分は苛立っているのか…。
本当はその答えなど、とっくの昔に知っている…。
「不機嫌ですね」
「当たり前だろう!いいわけあるか。私はこの世に一人に決まっている!」
「まぁ、それに関しては同感ですけれど」
「珍しいな。君がいやに素直だ」
「大佐が二人なんて耐えられる状況ではありませんから」
「どういう意味かね?それは」
「ご想像にお任せします」
カツカツと合わせて同じ空気を切り裂き進む軍靴の足音。やっと見たくもない顔を追い払い、私はいつもの空気に安堵の息をつく。
しかし、すぐに思い出してはならない事を思い出す自分が恨めしい。
「君…何を言われていた?」
「はい?」
「さっき、奴に何か言われてただろう?」
「…別にたいしたことではありません」
「隠すような事なのか?」
知らず声を荒げている自分が無様だ。
「どうしたんですか?別に大佐が気になさることではないだけですよ?」
「そうか…」
気にならないはずがない。
あれは、私の姿をして君の名を呼んだのだ。
私が気付かぬようにしてきた心奥、それを確かにあれが揺さぶった。
ーあれは、私ではないのだが、確かに私でもあったのだー

FIN.

***********
これをベースにした感じのマスタング二重人格ネタをいつか書きたいなとは思いつつ…
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